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調和のとれた完結性のある家づくり



家はパーツおよびピースの集合体として考えてはならない。
高価なキッチンのデザインと色調が周囲とかけ離れたものならば、それはもう住まいとしての本質を壊しているだけである。
ただ悪趣味な置物と同じである。

花が花として美しいのは花びらが集合体として完結され、調和された統一性が表現されているからである。
花びらの中の1枚だけが異彩を放てばそれは、もはや花としての美しさを放棄し奇をてらった存在になってしまう。調和とは環境、景観、自然、素材、時の経過などがすべて住まう人と調和することである。

根源的には調和のある家は部屋をピースとして考えてはいけません。
そして設備をパーツとして考えるのではなく、すべて一つのものとして表現された時、初めて調和のとれた全体としての家の美しさが表現されるのです。

又、ダイニングや書斎などの機能を持つ空間には半円形の平面を取り入れればリズミカルに連続していながら独立したスペースを確保できる。
建物内部の円形の平面は同時に外部ファサードに豊かな表現を醸し出す。
そして更に、家とそこに住まう人の生活とが調和したとき、この新しい家に移り住んだ人は、やがて根をおろし、家とともに成長を続けていくのです。

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